店に入ってまずお客様を迎えるための待合エリア。
カウンター上部はシックな下り天井をアクセントとし、受付ブースを印象付ける演出を取り入れました。
植栽花壇と床の色を店の手前側から奥に向かって統一感のある並びに。
それぞれの色が平行に並ぶことでライン効果が見込め、実際の広さ以上の奥行きを感じて頂ける作りになりました。
アプローチが長くなり、安らぎ空間(シャンプーブース)への期待感が高まります。
フルフラットになるシャンプー台に合わせ足元まで余裕のある広さを確保しました。
全身の力を抜いてゆっくりできる空間になっています。
床材には落ち着いた色合いの木目調フロアタイルを採用し
壁にもシャンプー台を倒した時の頭の高さあたりまで同じものを使いました。
床からのつながりが一体感を生み、全身を包み込まれるような心地よさでお客様に上質な癒しをもたらします。
間仕切り(建物の内部空間を分ける仕切り)に窓を入れました。
壁の圧迫感を無くしつつ透明感を出し、さりげなく光を通して明るさを確保できています。
カットブース間のアイアンラックは機能のためだけでなくアクセントにも。
お客様のプライベート空間を確立しながらも、緩やかに空間を繋ぐ重要な役割を担っています。
白と黒のシンプル空間で視覚的なストレスがほとんどありません。
左右に余白のあるスペースは他のお客様の目も気にならず、自分の世界に没頭できるようになっています。
ソーシャルディスタンスの観点からも安心感をもたらすような作りにしました。
ご自身の変化を楽しみながら、日常の喧騒を忘れてご褒美の時間を満喫して頂けたらと願っています。
床サインでおもてなし。
おしゃれな上に一目でどこに何があるのかがわかるよう道案内効果も持たせました。
「ここから非日常の癒しの空間がはじまる」
という日常との線引きが明確になる鳥居的効果をもたらしてくれます。
これからはじまるリラックスタイムを予感させるとともに、時間を忘れて体と心の疲れを癒していただけます。
ここから再び外の世界に帰るときにはきっと明日への力が体の隅々までいきわたっているでしょう。